2019年9月7日土曜日

オオシロカゲロウ:川岸からの動画:産卵行動

昨日松尾橋でオオシロカゲロウの集団発生を確認したので、今日もある程度継続するだろうと読んで、午後7時半過ぎから1時間ほど川岸で観察しました。街灯に集まる数をはるかに超えた個体が、川面を上流から下流へと飛んでいき、途中で水面に自らをたたきつけるようにして産卵する姿を見ることができました。

川岸での観察を行ったのは、オオシロカゲロウは水面羽化するだろうと読んでいたので、その様子が見られるだろうと思ったのですが、水面羽化の様子はなく、また、抜け殻も流れてこず、かろうじて一匹分の抜け殻を手に入れることができただけでした。

オオシロカゲロウについては、専門家たちの間でもその生態がはっきりしない部分があるようで、しばらく観察を継続したいと思います。



*****

水面に体をたたきつけるようにしての産卵です。小魚が寄ってきて親虫や卵塊を食べようと攻撃してきます。

もう少し接近した動画です。

灯火で水面を照らすと多くのカゲロウが集まって来ます。

それを狙う小魚も寄ってきます。少し大きな魚には、カゲロウの親虫を一瞬のうちに丸呑みするものもあります。小魚にとってはめったにない、ひとときの供宴です。

その小魚を狙う魚もいます。これはナマズ。夜行性で小魚や海老、カエルなどを狙います。

わずか一時間のはかない命を燃やし尽しました。
2019.09.06.撮影
(最後の映像は、2019.09.05.撮影)
2019.09.06.記述


0 件のコメント:

コメントを投稿

東公園:いきもの観察

今年の秋の公園生け垣の剪定は、不思議なことに側面のみを剪定し、上面は剪定なしでした。このままだと来春の芽吹き以降シュートが伸びて、春の剪定が大変になると思われますが、自然観察には、生き物の生育環境がある程度保全されて、いい加減な剪定はありがたいです。 アラカシの葉陰にオオカマキリ...