2019年9月10日火曜日

飼育記録:ツマグロヒョウモン:羽化開始:ヘビメタスタッド

芝刈りからレスキューして育てていたツマグロヒョウモンが羽化を始めました。蛹の状態で刈り払い機から保護した個体がまず昨日、そして今日は幼虫で保護し、蛹になった個体が羽化しました。双方共にオスでした。現在蛹が7匹、幼虫が十数匹いるので、総計20匹ほどのツマグロヒョウモンが羽化して行く予定です。敷地内にもっとスミレを増やすように、また、芝刈りの時期を考慮するように働きかけようと思います。

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一昨日室内で羽化した個体です。実は...

蛹の状態で保護したので、洗濯ばさみでぶら下げていました。

千日紅に止まらせたところです。やはり蝶には花が似合います。ヒョウ柄がとてもきれいです。この直後に飛び立っていきました。

これは今日羽化した個体。やはりオスでした。

外ではオスの飛翔を待ち構えるように、一匹のメスが止まっていました。

逆光になってしまいましたが、ツマグロヒョウモンは、メスの方が模様も色も派手で、前肢の先端の黒(ツマグロ)とそれに続く白い帯が特徴です。

ツマグロヒョウモンの蛹です。胸の部分にある金属光沢の突起が特徴的です。ヘビメタ革ジャンのスタッドはここにヒントを得た、と言っても良いくらいです。

拡大します。

さらに拡大します。蛹化直後は乳白色なのですが、体が固まるにつれてこのように金色に光を反射します。羽化後はただの透明な窓になってしまいます。

幼虫です。一見しても二見(?)しても、毒々しくとげとげしいイモムシですが、刺すこともなければかぶれを生じることもありません。スミレ類が大好きで、特に柔らかい葉の部分しか食べないグルメです。一生懸命生きていますので、出会ったときはやさしく見てやってください。
2019.09.09.撮影
2019.09.09.記述






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