2019年11月2日土曜日

観察行:高雄~大覚寺を歩く:季節のきのこなど

高雄から大覚寺を、京見峠を経て歩いてみました。この季節きのこがたくさん生えているのですが、なかなか同定は困難です。いくつか興味をそそられたたものを紹介します。

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きのこで印象に残ったものです。これはクチベニタケ。一見たこ焼きに似ていますが、たこ焼きよりはかなり小さいです。直径1.5センチほど。

胴体を押すと、赤い部分が割れて、白い胞子がぶわっと出てきます。秋の山で人気のきのこです。

カワラタケの仲間でしょうか。朽ち木に鱗のようにびっしり生えていて、竜の肌のようです。

これらのきのこの多くは木材腐朽菌で、ゆっくりと時間をかけて樹木を土に返していきます。これらの菌類がなければ、良質な表土はあり得ず、豊かな土地も豊かな森もありません。多くの種類の、膨大な量の菌類が、人間の気づかないところで、大いなる自然の営みに従事しています。

2019.10.31.撮影
2019.10.31.記述





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