ヒメジュウジナガカメムシは体長6ミリから9ミリ程度のカメムシで、幼虫(不完全変態です)から成虫までこの付近ではもっぱらガガイモを食草とします。毎年夏に咲くガガイモの花芽に群がってその生長と結実を妨げているのですが、今年はその姿をほとんど見ませんでした。今年は珍しくガガイモが数多く実をつけているのですが、このカメムシの数とガガイモの結実数とは反比例の関係にあるのかもしれません。
カメムシを嫌う人は多いです。しかし、実はカメムシの仲間はどこにでもいて、ヨコバイ、ウンカ、セミ、アブラムシ、アメンボなど多くの科が含まれ、昆虫類の中でも大きな部分を占めます。アカスジキンカメムシなど非常に美しいカメムシもいますし、水中に棲むタガメなどもカメムシの仲間。そして非常に奇妙な格好をして人気の高いツノゼミもカメムシ目に属します。
凝り固まった偏見を捨てて、今一度カメムシの仲間を観察してはどうでしょうか。
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さて、件のヒメジュウジナガカメムシです。一匹なら平気ですね。
2,3匹でも我慢できるでしょう。
10匹ほどになると、ムシズが...
む、む、これは...
ひょっとして...
「ギャ~!」という悲鳴が聞こえてきそうです。
ですが、木枯らしの中、群れを作って強風と寒さに一生懸命耐えている様子はちょっと感動では?
2019.11.25.撮影
2019.11.26.記述
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