2019年12月31日火曜日

加茂川散策:カワセミなど

昨日訪れた加茂川で観察したカモ類以外の野鳥を紹介します。

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カワセミです。オスのようです。川筋に沿って300mほどの間を往復していました。

背中の翡翠色は昨日紹介した「構造色」です。

ぐーんと身を伸ばしました。山陽新幹線の500系の先頭車両の回転放物面体は、研究の結果得られたものですが、結果的にカワセミのくちばしから頭部の形状と酷似したことは有名です。流体への抵抗が最も小さい形なのでしょうね。

当日はカワアイサのメスが3羽眼の前を通り過ぎました。近年鴨川/加茂川にはカワアイサが多く訪れ、今年も20羽以上が来訪しているようです。くちばしの形状からしてわかるように、主として魚を捕らえて食べます。鴨川のカワアイサは人慣れしていて、近くで観察ができます。他の河川や湖沼ではこうはいきません。

メスの頭部は寝ぐせがとれないようなぼさぼさ頭が特徴です。

しかし、なかなかにりりしい顔つきをしています。

これはアオサギ。飛び立って、ぐーんと伸びたところです。

こちらはイソシギ。おしりを上下させながら餌を探しています。

京都の河川ではよく見かけます。

岸辺にはヌートリアが草の根を食んでいました。保護色になっていて、しかも動かないので、しばらくは気づきませんでした。

以上は北山大橋から御薗橋までの間の観察でした。

2019.12.29.撮影
2019.12.30.記述



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