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田んぼを見ると、ここの二番穂は、昨年の暮れには重く穂を垂れていたのですが、かなり食べられています。
見ていると、近くの木に止まっていた一群の雀の群れが降りてきて、穂をくわえて飛び去ります。
寒風の吹く中、これを何度も何度も繰り返していました。小さなスズメには大切な食料です。
と、突然上空を黒い鳥の影が横切りました。タゲリの大きな群れです。伊吹山を背景に何とか数枚の写真に捕らえました。後で数えると60羽を超える集団でした。
途中でさんざん道草をしたので、湖北野鳥センターに到着したのは、午後4時半を回っていました。センターはすでに閉館です。湖面にコハクチョウの姿もなし。オオワシの姿を探しましたが、すでに遅し。
あきらめて隣接した道の駅に戻ってくると、湖面から「コー、コー」の声が。なんと、コハクチョウが次々に戻ってきて、高らかにと鳴き交わしているではありませんか。
見ている間にも、次々と群れが戻ってきます。
優雅な飛翔に比べて、着水はいささか不格好ですが...
着水するや、実にうれしそうに羽ばたき鳴き交わしを繰り返していました。お互いに一日の無事を確かめ合っているようです。感激しました。
充実した鳥見の一日になりました。
2020.01.20.撮影
2020.01.23.記述
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