2020年1月24日金曜日

琵琶湖紀行:タゲリとコハクチョウ

ミコアイサポイントから北上してタゲリポイントに至りました。あちこち心当たりを走り廻りましたが、タゲリの姿はどこにもありません。

*****

田んぼを見ると、ここの二番穂は、昨年の暮れには重く穂を垂れていたのですが、かなり食べられています。



見ていると、近くの木に止まっていた一群の雀の群れが降りてきて、穂をくわえて飛び去ります。

寒風の吹く中、これを何度も何度も繰り返していました。小さなスズメには大切な食料です。

と、突然上空を黒い鳥の影が横切りました。タゲリの大きな群れです。伊吹山を背景に何とか数枚の写真に捕らえました。後で数えると60羽を超える集団でした。

途中でさんざん道草をしたので、湖北野鳥センターに到着したのは、午後4時半を回っていました。センターはすでに閉館です。湖面にコハクチョウの姿もなし。オオワシの姿を探しましたが、すでに遅し。

あきらめて隣接した道の駅に戻ってくると、湖面から「コー、コー」の声が。なんと、コハクチョウが次々に戻ってきて、高らかにと鳴き交わしているではありませんか。


見ている間にも、次々と群れが戻ってきます。

優雅な飛翔に比べて、着水はいささか不格好ですが...

着水するや、実にうれしそうに羽ばたき鳴き交わしを繰り返していました。お互いに一日の無事を確かめ合っているようです。感激しました。

充実した鳥見の一日になりました。

2020.01.20.撮影
2020.01.23.記述


0 件のコメント:

コメントを投稿

イヌコリヤナギ

年初に広沢池で一枝手折ってきたイヌコリヤナギが開花しました。小さくて、ネコヤナギほどは猫っ毛がありませんが、かわいらしい小さな花です。折から今夜は全国的に寒波の襲来で降雪や凍結が予報されています。暖房の効いた部屋の中だけは、一足早く早春の装いです。 ネコヤナギとはしべの色や形も微...