2020年1月25日土曜日

トラツグミのダンス

今冬は驚くような暖冬で、今日も3月並みの陽気でした。渡り鳥たちも北方で十分に冬越しできるせいか、京都地方で見られる冬鳥は、例年に比べるとかなり少なめに感じます。本来この季節に来るトラツグミもまだ姿を見ていません。そこで過去の画像を掘り出してビデオ観察してみます。

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トラツグミは、頭と足を固定して、体を揺する「トラダンス」を踊ります。踊るといっても、エンタメのために踊るのではなく、餌捕りの手段のようです。いろいろな説がありますが、体を揺する際に生じる振動が、ミミズを驚かせて、その動きを察知して捕るのだとか。2017年に撮影した映像で検証します。

1:09の付近でトラツグミが何かを地面から掘り出して食べたようです。静止画を切り出してみます。

拡大します。

細いミミズをつまみ出して食べています。

モグラもミミズを捕る際に、掘ったトンネルの中で振動を起こし、それに驚いたミミズがトンネルの中に落ちてくるのを補食すると読んだことがあります。

一件愉快なトラダンスですが、地中のミミズや隠れた虫などを追い出すための、巧みな戦略なのかもしれません。

2017.02.10.撮影
2020.01.24.記述
free music from https://www.bensound.com 


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