2020年1月30日木曜日

賀茂川の野鳥たち

私は当日参加できないのですが、2月1日に野鳥観察の指導を依頼されて、下見のために賀茂川にやってきました。この河川は幅が狭いために、ここに集う水鳥たちは人を余り怖がりません。そのため観察しやすいのはありがたいです。

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上賀茂橋から入ると、ユリカモメの姿が見えました。大きな集団です。画像は一部です。100羽ほどいたでしょう。

小型でかわいらしいカモメです(本性は知りませんが、とにかく外見は)

これが若鳥。主翼に茶色の風切り羽根が残っています。くちばしと足が若干黄色がかっています。

こちらが成鳥。羽根、くちばし、足の色の違いに注目。

上流を見上げると、マガモ、オナガガモ、ヒドリガモなど。堰の上手にはキンクロハジロが見えます。

堰のそばにオオカワジシャの群落のようです。鳥たちの食み跡がないところを見ると、カモたちの好みに合わないのでしょうか。

オナガガモです。向こうを向いています。羽根の手入れ中。

下流にカワアイサが見えました。

ペアでいるようです。

手前にはコサギ。レースのような飾り羽根がきれいになってきました。

野鳥たちが多い理由はこれ。近隣の住民が頻繁に餌やりをしているようです。

そのおかげで野生動物の姿を近くで見ることができ、子どもたちへの自然教育にも役立つので、節度を守った餌やりには目くじらを立てる必要はないと思います。

復習です。主翼の羽根、くちばし、足(見えませんね)に注目。若鳥と成鳥です。

近くに1羽。これはホシハジロの雌のようです。

カワアイサが上流に移ったので、これも観察。典型的な餌探しの体制です。このように頭を水面下に入れたまま、ズンズン進みます。これが隊列を作って水を割って進むのは、壮観です。これがオス。

そしてこれがメス。ぼさぼさ頭がかわいいです。

潜水採餌する水鳥の特徴として、足が体の後ろの方に付いています。

突進中。

オスが羽を広げました。水面に浮かんでいるときにはわかりませんでしたが、羽根の模様の配置は意外に複雑なようです。

このほかにも、トビ、カワウ、モズ、ヒヨドリ、セグロセキレイなどが観察できました。当日にも多くの野鳥が観察できるといいですね。

2020.01.29.撮影
2020.01.29.記述


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