雪の降ったこの日に、京都御苑のきのこ会が開催され、参加してきました。冬とはいえ、かなりの数のキノコが見つかりました。また、冬芽や葉、樹皮から樹木を判断することもしてみました。間違いがあるかもしれません。
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アラゲキクラゲです。
エノキの葉裏の見事な菌糸の発達です。こうして落ち葉が朽ちて分解されます。
マテバシイの葉と冬芽。
その幹。
コガネニカワタケ(?)です。キクラゲの一種だそうです。とても鮮やかな黄色をしていました。
これがエノキタケ。市販の軟化栽培したものとは全く異なります。味は極上だとか。
ニクウスバタケです。
これは変形菌、コホコリの仲間。子実体のようです。
クロコブタケの仲間。
カエデの蕾が心なしか膨らんでいました。
これは地中菌の一種。松露などの仲間です。胞子を調べないと種類が特定できないとか。来月顕微鏡で観察する予定です。これは2つにスライスしたところです。
ニクコウヤクタケ。
幹の陰にくっついています。この木はキノコは生えないとかつて思われていた、クスノキ。
きれいなスエヒロタケです。
これがキクラゲ。アラゲキクラゲではありません。丸いほうが上になります。くぼんだ方が下。可食ですが、食味はアラゲに軍配が上がるとか。
とてもきれいなニクウスバタケです。これの襞がとてもきれいでした。
ヒメキクラゲ。これも可食だそうですが、ちょっと食欲がわきません。
これはツクバネガシのようです。
すでに花が咲き終わり、果実が実り始めています。
これがその老熟した幹。
若い幹はこのようです。
ツバキキンチャクチャワンタケ。朽ちた椿の花から生えるそうです。「朽ちた椿の花」の正体はよくわかりませんでした。
ツクバネガシの冬芽です。
その老熟した幹。
昨年の台風で倒れたツクバネガシが処理されていました。
倒れた木の陰にたくさんの実生の芽生えがありました。本来ならばこれによって樹木の更新がなされるところでしょう。
同じところに生えていたので、おそらくツクバネガシの芽生えでしょう。
カエデの木の枝に、イラガの繭です。子供の頃、これを取って笛にして吹いたものです。
松の木に生えたカイメンタケ。この松の木は枯れています。程なくこれも処分されるでしょう。
ヒトクチタケ。一口とは、裏面にあいた穴のことらしいです。穴の中にはえなどの昆虫を誘って胞子を拡散してもらうのだとか。
カワラタケです。珍しくはありませんが、美しいきのこです。
その裏面です。
これもカワラタケ。色の組み合わせとパターンのバリエーションは無限です。
これがその裏面。
菌糸の発達でぼろぼろになった松の株です。大きなものは40年ほどかけて土に戻るとか。
美しいコケが生えていました。名前は調査中。
松の切り株脇からキク科の植物が生えていました。これも調査中。
モミサルノコシカケです。
ホコリタケの仲間。この種は同じに見えますが、実際には30種以上あるとか。
もみの林の中は下草があまり生えず、きのこも少ないですが、このモミの葉一枚に生えるキノコもあるのだとか。
ニクウスバタケの傘の裏側です。
これはムラサキホコリの仲間の子実体だそうです。
クスノキの実が熟してきています。
これはハチノスタケ。どこが蜂の巣か、というと...
傘の裏側を見ればそれと納得できます。
ここに生えていました。樹木の伐採で先のものは地上に落ちたのです。
拡大してみます。
さらに拡大。蜂の巣が見えます。
これもはがれた樹皮の上のニクウスバタケ。表です。
これが裏。
鍾乳石のように襞が発達しています。
切り株全体が覆われています。
これが全体像。
近くに倒れて伐採されたケヤキの木がありました。年輪を数えると130年ほどの木だとわかります。
これがケヤキの冬芽。
おそらくホソバイヌビワの果実と冬芽です。
これが葉痕。
ナツツバキのようです。
その樹皮です。鹿の子模様です。
これはモチノキ。雄花でしょうか。
樹皮です。
ナギの木がありました。神社などによく植えられています。
見かけは広葉樹ですが、実は広い葉を持つ針葉樹です。
樹皮は暗灰色をしていて、目立ちます。
葉脈がないので、広葉樹とはやはり異なります。
これはトサミズキでしょうか?
つぼみが膨らんで、華やかな開花を予測させます。
これはヤマブキ。
蕾がうごめいているようです。
シリブカガシのようです。
これも昨年の秋に開花して果実を作る準備ができています。
こちらは先ほどと同じマテバシイでしょうか。
冬芽が丸いです。
スダジイのように見えますが...よくわかりません。葉裏は結構白かったです。スダジイならば黄金色です。ツブラジイでしょうか。御苑にはないと思うのですが...
冬芽が大きくありません。葉の先端に鋸歯がありますが、アラカシではないようです。
アラカシの冬芽がかじられたものでしょうか?
その幹です。これもアラカシっぽくはありません。ツクバネガシに近いような...でも葉が違う????
これは両方ケヤキ。手前が若い幹です。
これは幹周り3メートルを超える巨木の樹皮。
皮がはがれた跡も迫力満点です。
こちらはスダジイ。葉裏が金色です。
その比較的若い樹皮。
ニシキギがありました。こちらは翼あり。
こちらは翼の出ていない枝です。
不思議な植物です。
これはタラヨウ。昨年真っ赤に実っていた果実は跡形もありません。
これは何の枝でしょう?桑のように見えますが...
ここまでです。十分に写真を撮りましたので、何か調べてみましょう。
これはサルスベリでしょうか。
その樹皮です。
低い位置で観察できるシリブカガシの株を見つけました。
V字型の花序が特徴的です。
その幹です。
これはイヌマキでしょうか。
幹のねじれがすごかったです。
近くの朽ち木生えていたヒイロタケ。
こちらはクジラタケでしょうか。
その傘の裏に管孔が見えます。
とんでもない形のきのこを発見しました。人形のようです。コフキサルノコシカケの一種でしょうか
タチツボスミレのように見えますが...
これは謎の物体!
これは何の木でしょうか、よくわかりません。
こちらおそらくマテバシイ。
超充実の観察になりました。
2020.02.09.撮影
2020.02.10.記述
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