2020年2月17日月曜日

冬芽の勉強:ナンジャモンジャの木とハクウンボク

暖冬のため、草木の芽が例年より早めにほころびています。冬芽の勉強も急がねばなりません。嵯峨美大の辺りを探ってみます。

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ムクゲの果実が枯れて開いていました。

上記とよく似ているのがフヨウです。隣にありました。冬芽の写真も撮ったのですが、どちらがどちらかわからなくなりました。

これはフヨウの樹皮です、多分。

道路脇の植え込みはクチナシでした。あらためて眺めると、クチナシは歩道と車道を分離する街路樹としてかなりよく使われている事に気づきます。

うれしいことに気づきました。

葉の先端がかなり食われています。おそらくオオスカシバでしょう。この木下にはかなりの数のサナギが眠っていそうです。来春の出現に期待しましょう。

鹿王院の近くの民家にハクウンボクがあるので見に行きました。春には美しい花を咲かせていました。今は実をつけています。エゴノキの仲間ですので、かなり大きな実をつけます。これだけ近くでじっくり見られる場所は少ないです。

よく実っていますが、余り落ちていないところを見ると、野鳥には手が出ない実のようです。


ハクウンボクの冬芽です。必ず副芽がついているのが特徴です。エゴノキの仲間の特徴でもあります。

これもそうです。ビロードのような暖かそうな毛に覆われています。

味のある字で「白雲木」と認めてあります。

若い枝は皮をはいで成長するようです。

お向かいの家に立派なトベラ(?)がありました。勢いのありそうな株です。

秋口から新芽を伸ばしていたようです。

場所を変えて、これはヒトツバタゴ、別名ナンジャモンジャの木と言います。春に繊細な純白の美しい花を咲かせてくれます。近年街路樹として植えられることも多いです。府道123号線の下桂以南の東側の街路樹が、季節になると見事な花を見せてくれます。

その樹皮です。

冬芽の観察を急がねばなりません。

2020.02.13.撮影
2020.02.14.記述


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