2020年2月6日木曜日

早春の植物園

午後用事で出かけ、時間があったので、植物園に立ち寄りました。先日咲き始めたセツブンソウなど春の花がほころび始めて、気もそぞろです。

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アスナロです。「明日は檜になろう」と思い、頑張って成長するところから来た名前だと聞いています。私の出身地ではアテと呼ぶのが普通でした。まっすぐに成長する木です。葉裏の鱗模様がきれいです。

アスナロは私の出身中学校の校歌にも「あ~あ~あすなろう(明日なろう)...」と歌われていました。ところが、あるとき校長が「アスナロはいつまで経っても檜になれない。君たちはアスナロになってはいけない...」などと、けちくさい訓示を垂れたことがありました。檜がアスナロよりも優れているとの偏見です。アスナロのまっすぐ素直な成長を好ましく思っていた私は、妙に反感を持ったことを、いまでも覚えています。アスナロ、いいではないですか。みんなちがって、みんないい。

今年は暖冬で開花が早いセツブンソウは、まだ見頃でした。

イチイガシの傍にタラヨウの木がありました。この実はこの時期でもまだ赤くなっていません。遅いです。

今日確認したかったアブラチャンの芽です。残念ながら高いところにしかなくて、シルエットです。

ノグルミの果実がまだたくさん木に付いていました。これもシルエット。

アリドオシの実です。別名「一両」。

 こちらヤブコウジ。別名「十両」。千両と万両はご存じの通り。

同じような赤い実ですが、こちらはヒヨドリジョウゴ。実に毒があるので、野鳥が食べません。よく知っています。

おや、こちらでも。


こちらはヒヨドリバナ?の「お疲れさん」の姿。

福寿草です。

ヤマブキの蕾がぼちぼち膨らみ始めています。まだ本格的ではありません。

 ウグイスカグラです。これを「ウグイスカズラ」と覚えている人が多いのですが、ウグイスがこの木の茂った葉の間を神楽を踊るように渡るということで、この名前が付いたとか。

蕾です。この花、実際には4月頃若葉と共に咲くのが普通だと思うのですが。この株はとても早い。

梅園です。近景の白梅、遠景の紅梅。

ウメは咲ききらない蕾か、ほころびはじめがいいですね。これはちょっと開きすぎ。

ツクバネガキ(ロウヤガキ)です。いまだに食べられていません。渋いのか、毒があるのか...



2020.02.05.撮影
2020.02.05.記述


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