そんな中で、寺町通りに面した廬山寺は紫式部ゆかりの「源氏物語執筆の寺」として、風情を保っていました。ここには菩提樹の木(中国原産シナノキ科シナノキ属の落葉高木の菩提樹で、クワ科イチジク属の常緑高木のインド菩提樹ではない)があり実をつけていました。
梨木神社と京都御苑の間の通路には車が入れない部分がありますが、ここにある染井の井戸水は京都三大名水の1つとして、現在でも唯一わき出ている水です。水をくみに来る人が後を絶ちません。
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葉痕は丸く大きく、よほど大きな葉がついていたと見えます。
これが樹皮。
いったい何の木だろうと、樹木の書籍で調べたりしていましたが、今日とうとうわかりました。カジノキです。クワ科コウゾ属の落葉高木で、そう言えば御苑にも1本ありました。また、昨年10月の例会で、旧巨椋池の周辺部の農地に生えていたのを思い出しました。クワの仲間ですので、液果が実りますが、大きさが半端ではありません。また鮮やかさも。
これを同定できたのは松江の花図鑑のページです。一年目の冬越しの枝は特に毛深いようです。一つ同定できて、また知識が増えました。
2020.01.20. & 2019.10.20.撮影
2020.02.29.記述
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