名前の由来については、しばらく待つとシイの実のように美味しくなるということでマテバシイと名付けられた、葉がマテガイのように細長いことから、などの説があります。(このような命名はアスナロと似ていて個人的には好きではありません。木に優劣を付けているようです。)花期はドングリとしては遅めの6月頃、翌年の10月頃に熟します。同属のシリブカガシと同様に、花と実の両方が同時に見られる木です。
府立植物園には多産のマテバシイの林があり、昨年も地上がドングリだらけになるほどの実を落としていました。ですが、京都市内では植物園や御苑以外の場所では見かけませんでした。ところが、昨日アベマキを発見した有栖川畔でアベマキの隣に見つけた木が、どうもこのマテバシイのようです。
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実が生長しつつある花序で気がつきました。
丸い冬芽も特徴的です。
葉は堅く革質化していて倒卵形。本来はもっと大きな葉ですが、少し小さめ。
ということで、マテバシイの条件にすべて当てはまります。
2020.03.03.撮影
2020.03.03.記述
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