2020年5月16日土曜日

カワラヒワとセイヨウカラシナ

この時期になるとセイヨウカラシナの一面の黄色い花が咲き終わり、種を付けた枝が風に揺れています。そこに降りたって種を食べているのは大概カワラヒワ。他の鳥に増してカワラヒワの菜種嗜好は強いようです。

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子育ての時期だと思うのですが、菜種の種だけでヒナが育つのでしょうか。それにしてもよく菜種をかじっています。

菜の花系統の種子はさやに入っており、熟すとさやが割れて種がこぼれます。ですが、まだ緑のうちにこのようにさやが割れているものは、カワラヒワの食痕、フィールドサインです。

上側のさやがむしられて、種を食べられていますが、下側のさやはそのままのものが結構多いです。つまり花序に止まって、上からサヤをむしって食べるのでしょう。


これがさやと種。 種は縦に走る隔壁の両側にあり、片側に約6~8個が並んでいます。

種は直径約1.5~2ミリ。油を採る菜種に比べると小さめですが、小鳥にはカロリー十分なのでしょうね。

カワラヒワが食べたセイヨウカラシナの下には、はがされたさやが多数落ちていますので、下を向いて歩いても鳥の活動の痕跡を確認できます。

2020.05.14. & 2020.05.15.撮影
2020.05.15.記述



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