2020年5月31日日曜日

ツマキチョウの蛹化

前蛹状態になったツマキチョウの蛹化についてメモしてなかったので、追加しておきます。5月5日に前蛹状態になった幼虫は、翌日の5月6日に無事蛹化しました。結局卵の状態から育てたので、寄生虫にやられることもなく、無事にここまで来ました。

しかしながら、です。蛹化の足場に選んだのが、現在保有するもっとも大きな飼育容器の天井でした。プラスチックの出っ張りにしっかり体を固定していますので、切り取るわけにもいかず、はぎ取るわけにもいかず、で困ったものです。これで、ネットの情報のごとく、もしも羽化までに1どころか2~3年かかるとしたら...えらいことです。保管場所をどうするか、羽化のタイミングをどう確認するか、等々。

そもそもこの小さな体が1年から3年の間ひからびてしまわないことが驚異です。時々スプレーで水分補給するかどうしようか...とりあえずはVIP待遇で扱うことにいたしましょう。

*****

底辺1 cm。長辺2.4 cmの三角形。どう見てもトゲです。植物のトゲの擬態としてはこれ以上のものはないでしょうね。あまりにも前衛的で、生き物と認めるとしても、地球の生物とは思えません。

2020.05.06.撮影
2020.05.30.記述


0 件のコメント:

コメントを投稿

平均棍

カやハエなどの「双翅目(ハエ目)」の昆虫には、前翅の付け根に退化した後翅が見えます。多くは先の丸まった棍棒のような形をしており、「平均棍」と呼ばれます。わかりにくい日本語ですが、英語では balancer というので、こちらの方が機能的に理解しやすいです。飛翔時には、前翅の羽ばた...