その中でこれまで飼育したことのないものは、ツマキチョウ。これは蛹化しましたので、VIP扱いで保管しています。それともう一つイシガケチョウ。これは市内某所で手に入れた卵(2個)と大阪府下某所で入手した卵(1個)から孵化したものです。市内某所の卵については、産卵の時間が月日時分秒までわかっています。
同日に孵化した2匹の間に生育の差ができてきましたが、順調に育っています。これまで育てたことのない幼虫ですので、振る舞いも変わったところがあります。それをメモしておきます。
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1齢幼虫の頃から、葉の先端を食べる傾向があります。これはおそらく2齢幼虫ですが、葉の先端に止まっています。ここから出張して葉を食べて、休むのは大概この先端。
不安定ですし、万一にもちぎれたら落下の恐れもあります。それでよく観察してみることにしました。葉の先端部がなにやらもやっと白く見えます。
拡大してみると、食べ残した軸に丁寧に糸を吐いて補強していることがわかります。
見ている間にも、糸を吐き、体をよじらせて糸を伸ばし、それを軸に巻き付けています。 この位置で休むことで、おそらくテントウムシやアリなどの天敵の接近を予防する効果があるのではないかと推測します。他の蛾などが葉を巻いて身を隠すのに似ています。
2齢幼虫の段階では、キティちゃん顔で結構かわいいです。
これが3齢幼虫以降になると、結構おぞましい姿になります。まあ、それも人間から見た偏見ですが...この幼虫はこれまでのものとは異なり、触るのにもちょっと勇気がいりそうです。これからどうなるかは....乞うご期待。
2020.06.10.撮影
2020.06.11.記述
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