2020年6月25日木曜日

クロバネセイボウとホソミドリウンカ:その後

ホソミドリウンカのきれいな(?)写真を撮っていないので、再度出かけました。やはりクロバネセイボウがこの日も2匹出ています。動きが速いので、はっきりとはわかりませんが、ホソミドリウンカの出す甘露のようなものを舐めている様子がある一方で、ホソミドリウンカを捕食しているような様子も見えます。

*****
これがホソミドリウンカ。お尻に蝋物質でできた尾のようなものを付けています。下の方が終齢幼虫、上の方が若齢幼虫でしょう。カメムシの仲間で、不完全変態の昆虫です。



近くを探すと成虫がいました。


幼虫がいた後に残された甘露のような物質です。

拡大します。

卵の形成にはタンパク質が必要ですので、ウンカを補食することも十分に考えられます。

2020.06.23.撮影
2020.06.24.記述


0 件のコメント:

コメントを投稿

平均棍

カやハエなどの「双翅目(ハエ目)」の昆虫には、前翅の付け根に退化した後翅が見えます。多くは先の丸まった棍棒のような形をしており、「平均棍」と呼ばれます。わかりにくい日本語ですが、英語では balancer というので、こちらの方が機能的に理解しやすいです。飛翔時には、前翅の羽ばた...