2020年7月13日月曜日

オオフタオビドロバチ

ベランダに置いてある竹筒(正確にはセイタカヨシの筒)に今年もオオフタオビドロバチが巣を作っています。この筒はもともとヨシ笛でも作ろうかと、4年ほど前の冬に刈り取ってきたのですが、乾燥するために夏の間束ねて置いておいたら、いつの間にか泥で蓋をされたものがあるのに気づき、観察しているとオオフタオビドロバチが巣を作っていました。毎年作るので、おそらく前年の巣を掃除して作っているのでしょうね。

オオフタオビドロバチは狩りバチの一種で、腹部に黄色の二本線が入っているのでこの名前があります。竹やヨシなどの筒の中に、泥で仕切られた幼虫室を作り、奥の方から麻酔を効かせた蝶や蛾など鱗翅類の幼虫を詰め、一部屋に1個の卵を産んで隔壁を泥で作って行きます。

10分から20分ほどの間隔で戻ってきて、泥をくわえてきたり、幼虫の餌になる青虫(おそらく蛾の)を運んできたりしています。すべての幼虫室を満たすと、泥で入り口の蓋をします。昨年は夏の終わり頃、泥の蓋が破れていましたので、おそらくその頃に成虫が出てきたのでしょう。(現場を目撃していないので、推測です。)

一般に狩りバチは人間に対して害を及ぼすことはまずありません。市街化していく町では巣をかける場所がどんどん減っています。そんな中でもちょっとした工夫で、蜂の生息場所を作ることができます。蜂のアパートです。今年はもう1箇所アパートをつくってあげようかな、と思っています。

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がらくたに見えますが、皆それぞれに物語のある宝物です。6本見えるのがヨシの筒。左端のものは昨年の脱出口が見えます。右上の蓋がしてあるものは、昨年のものか今年のものかよくわかりません。

この筒が現在作成中のです。このときは泥を運んできていました。幼虫室が1つ完成したのでしょうか。ほんの一瞬で姿を消しますので、ピントの甘さはご容赦のほどを。

フラッシュを使って作業中のお尻を撮影しました。筒が狭いので、Uターンはできません。後ろずさりしながら出てきます。

2020.07.11.撮影
2020.07.12.記述


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