直径1 mほどの広い水たまりの水面を、川側から堤防側へ羽を震わせ、水しぶきを上げながら渡っていく昆虫がいます。何が起きているのか目を懲らしてもなかなかわかりません。渡りきるとかなりのスピードで走って行きます。追いついて近くで見ると、なんと、黒っぽいハチが、大きなクモをくわえて、後ろ向きに運んでいるのでした。
調べてみると、ハチの名前はオオモンクロクモバチ、主にイオウイロハシリグモという大型のクモを捕らえてこれを麻痺させ、野ねずみの巣の奥に作った巣の中に運んで卵を産み、幼虫の餌にするとか。
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腹部にある黄色い帯が特徴です。かなり大型のハチ。これは休憩中の写真。一休み後にクモを運びはじめます。障害物を乗り越えて一気に堤防の草むらへ。
この後草むらの中に姿を消しました。青虫を狩るハチはまだ理解できますが、天敵とも言うべきクモを狩るハチたちはいったいどのようにしてそのような習性を身につけたのでしょう。
2020.07.16.撮影
2020.07.16.記述
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