昆虫界に「ならず者」がいるとすれば、これではないでしょうか。アオメアブ。力をためたような背中のコブ。太くて長い足、そこに生えた剛毛。無精ヒゲを蓄え、色眼鏡までかけて...いかにも悪役。昆虫を捕らえて体液を吸う「殺し屋」。
今日は他の用事で出かけたのですが、帰り道このならず者に出くわしました。今年は結構頻繁に出会います。しかし、最近急激に数を減らしているとのことで『京都府レッドデータブック2015』では「要注目種」の扱いです。捕食昆虫はどうしてもそうなりがちですね。
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かなり近寄っても微動だにしません。不敵な面構えです。
そのうち、手(?)をすり...
どうやら蜘蛛を捕らえたようです。早業です。
そう言えば狩りの準備をしていた写真をよく見ると、背中に蜘蛛の糸が数条かかっています。少々の蜘蛛の巣など、ものともしないハンターなのでしょうね。
2020.07.18.撮影
2020.07.18.記述
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