2020年7月19日日曜日

アオメアブ

昆虫界に「ならず者」がいるとすれば、これではないでしょうか。アオメアブ。力をためたような背中のコブ。太くて長い足、そこに生えた剛毛。無精ヒゲを蓄え、色眼鏡までかけて...いかにも悪役。昆虫を捕らえて体液を吸う「殺し屋」。

今日は他の用事で出かけたのですが、帰り道このならず者に出くわしました。今年は結構頻繁に出会います。しかし、最近急激に数を減らしているとのことで『京都府レッドデータブック2015』では「要注目種」の扱いです。捕食昆虫はどうしてもそうなりがちですね。

*****

かなり近寄っても微動だにしません。不敵な面構えです。

そのうち、手(?)をすり...

足をすりあわせて、 汚れを取ります。狩りの準備でしょう。

 一瞬にして飛び立ったかと思うと、2メートルほど先に止まりました。何かくわえています。

どうやら蜘蛛を捕らえたようです。早業です。

そう言えば狩りの準備をしていた写真をよく見ると、背中に蜘蛛の糸が数条かかっています。少々の蜘蛛の巣など、ものともしないハンターなのでしょうね。

2020.07.18.撮影
2020.07.18.記述


0 件のコメント:

コメントを投稿

イヌコリヤナギ

年初に広沢池で一枝手折ってきたイヌコリヤナギが開花しました。小さくて、ネコヤナギほどは猫っ毛がありませんが、かわいらしい小さな花です。折から今夜は全国的に寒波の襲来で降雪や凍結が予報されています。暖房の効いた部屋の中だけは、一足早く早春の装いです。 ネコヤナギとはしべの色や形も微...