2020年7月25日土曜日

今年のセミ事情

A strange phenomenon around cicada population

蝉の羽化に何か変調があるような気がしています。通常はオスが先に羽化し、少し遅れてメスが羽化。最後はメスばかり、というのが通常ですが、今年は6月末(27日)にニイニイゼミのメスを発見。さらに先日(7月15日)、こともあろうにツクツクボウシのメスに出会いました。

ニイニイゼミは、他のセミに先んじて鳴き出しますが、この時期のメスの羽化は記憶にありません。さらにツクツクボウシは8月に入りお盆の頃が最盛期です。7月半ばの、ましてやメスの羽化には驚きました。いずれも羽化直後と思われますが、単なる偶然か、あるいは何かセミの羽化に変調が来ているのかもしれません。

現在羽化が最盛期になりつつあるクマゼミやアブラゼミにはそのような兆候がありませんが、継続して観察していこうと思います。

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見事に木化けしたニイニイゼミ♀。2020.06.27.撮影

玄関の街灯に飛んできたツクツクボウシ♀。2020.07.15.撮影

羽化中のクマゼミ♂。以下、2020.07.21.撮影。

羽化がほぼ終了したクマゼミ♂とアブラゼミ♂。

こちらクマゼミ。40年ほど前は、京都には珍しかったセミです。いまは早朝からけたたましく鳴いて目覚まし時計です。熱帯性のセミなので、午前中から昼にかけてが一番元気。

こちらアブラゼミ。日本のセミと言えばまずこれでしょう。しかし、一般的に漫画や挿絵では、鳴き声が特徴的なことと、おそらくは首都圏での数の多さから、描かれるのはミンミンゼミのほうが多いと思われます。

2020.07.24.記述



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