A female wasp: A caring mother
オオフタオビドロバチに巣を作ってあげました。その顛末です。
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ハチの世界も住宅難と理解しましたので、上掲の竹を切って3つの筒を作りました。作るとすぐにオオフタオビドロバチがチェックしに来ました。下の2本が新しい筒、上の1本は昨年巣を作っていた筒で、今回掃除したものです。
古い巣にもっとも関心を持ち、これを次の巣穴と決めたようです。なかから竹の内側を覆う薄皮や、以前の巣に使っていた土の隔壁などを次々と運び出して掃除します。
この後夕暮れになり、蜂の姿は見えなくなりました。夜9時頃、ひょっとしたらと、懐中電灯で照らしてみると、何と!筒の中で夜を過ごしています。
オオフタオビドロバチの母の愛です。考えてみれば、こうやって巣穴に籠もることは、その巣穴の安定性や安全性の確認にもなり、作りかけの巣の卵や幼虫を天敵から守ることもできます。きわめて合理的な行動と言えます。卵を多く産まない狩り蜂たちは、こうやって子孫を残す確実な方法を身につけてきたのでしょうね。
2020.07.30. &2020.07.31.撮影
2020.07.31.記述
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