2020年8月2日日曜日

小さな庭で:梅雨明けの庭掃除

Our small garden: Finally the rainy season is over.

やっと長梅雨が開けたようです。しばらく手入れしていなかった自宅の小さな庭の芝刈りをしました。バッタなどの生き物もたくさんいるのですが、この長梅雨ですっかり草ぼうぼうになっていました。

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キンカンの花が咲いています。毎年たくさんの実がなるのですが、たくさんすぎて実が小さい。少し摘果したほうが良いのでしょうね。キンカンマーマレードを作っていただきます。

香りも良く、蜜が豊富でアリが花の中に入り込んでいます。

ウマノスズクサは3化目のジャコウアゲハに再度根元まで食べられたにもかかわらず、細々ながら伸びてきています。準絶滅危惧種に指定されていますが、結構タフな植物です。これを食べられると、来年の芽生えが心配です。

フジバカマが咲き始めました。これは知り合いからもらった在来種です。園芸種のものよりも少し早めに咲きます。よく見ても花の構造がイマイチわかりません。

庭を飛翔していたジャコウアゲハです。尾状突起は残っていますが、羽が痛み、鱗粉がかなりはげてきています。メスと思われますが、体も小さく弱々しい。3化目の幼虫はウマノスズクサが不足していたので、十分に生育できないまま蛹化し成虫になり、あまり移動せずに滞留していたのかもしれません。

これはアジサイの葉裏で蛹化し、羽化したサナギの殻。これは健康そうです。

こちらは同じアジサイの茎で蛹化し、羽化したナミアゲハの殻。この時期に無事に成虫になるアゲハは少ないので、幸運な個体と言えます。殻が水を含んでいるので、透明に見えます。2020.07.14.撮影

この後刈り払い機で一気に庭の雑草を一掃しました。

2020.07.31.撮影
2020.08.01.記述



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