Visiting Biwako Museum
みずの森を訪問した日には、隣接する琵琶湖博物館も訪れました。2年ぶりでしょうか。2階の展示室が改装中で、利用できる部分は約半分ほどでした。琵琶湖に関わる展示室が、場所を移動して、いつの間にか改装されていました。
以前の展示では、琵琶湖の水運を担った丸子船の復元模型が圧巻で、それを中心とした琵琶湖の水運の歴史や琵琶湖特有の漁法に用いた道具やビデオ展示が大変興味深かったのですが、その部分が改装中なのでしょうか、展示にはっきりとしたテーマが見えず、散漫になってしまっているような気がしました。改装後の展示に期待したいところです。
幾つか印象に残った部分をメモしておきます。
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入り口付近の展示です。ヨシ原が琵琶湖の自然に果たす役割と、ヨシ原と人々の生活文化との関わりがまとめられていました。右手に見えるのはヨシで作られた松明で、琵琶湖岸の町にはヨシで松明を作り、それに火をつけて練り歩く祭りが残っているそうです。丹念に制作されたなヨシ細工は、大きさこそ違いますが、イギリスのイースト・アングリア地方などで作られる麦わら人形corn dollyを思わせます。
これは葦簀(よしず)を編んでいるところです。よしずは、乾燥させたヨシと、枠と糸巻きを使って作られます。私も幼い頃祖父母の家の土間で、祖母が葦簀を編むのを手伝いました。デモンストレーションで作成されたよしずは、ヨシの間隔が広すぎ、かつ両端がそろっていなくて、全くのシロウト仕事に見えます。
刈り取ったヨシを立てて乾燥する「丸立て」です。小屋のようになっていて、子どもたちが喜んで入りそうですが、コロナウイルスの感染防止のため、残念ながら立ち入り禁止でした。
今回はあまり時間がありませんでしたので、近いうちにまた再訪してじっくり見たいと思います。
2020.08.25.撮影
2020.08.30.記述
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