2020年9月10日木曜日

ベッコウ色の秋

河原の清掃活動に参加してきました。久しぶりでゴミの量がたっぷり。きれいになった河川敷で少々自然観察です。

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河川敷にシリアゲムシ(ヤマトシリアゲ)を多数見かけました。色の黒い春型と異なり、秋型のシリアゲムシは「ベッコウシリアゲ」とも呼ばれ、つややかな透明感のある明るい茶色のベッコウ細工のような色が特徴です。

これはメスの個体です。羽化したばかりなのか、しきりに羽根を上下して整えていました。

真上から撮したところです。メスの腹部は太くて先細りになっているのが特徴です。

近くにいたのはオスの個体です。正面顔。

側面から。オスの腹部は細く、先端がかぎ状に曲がり、その先に1対のハサミがあるのが特徴です。

砂地にきのこのフェアリーサークルがありました。クズヒトヨタケのようです。ヒトヨタケは一日のうちに生えて消えてしまいます。


このきのこは木くずや藁くずなどに生えるということですので、この砂地の下には何か流されてきた有機物が埋もれているのでしょうね。


今年石ころだらけの河原にはスベリヒユの大株がたくさん生えています。花は黄色。松葉ボタンやポーチュラカの仲間ですので、なかなかきれいです。雄しべに触れると目に見える早さでその方向にしべが動きます。

2020.09.08.撮影
2020.09.09.記述


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