ウラギンシジミのために採ってきた葛の花にもう一種類の幼虫がいました。楕円形のかまぼこのようで、もっそりと動き回る不思議な幼虫です。どうやらシジミチョウらしいと思い、そのままにしておいたら、飼育箱の蓋の片隅で蛹化しました。同じ種類のちいさな幼虫がもう一匹いたのですが、それも大きくなって蛹化しました。
その最初のサナギが今日羽化しました。それはそれは美しいウラナミシジミになりました。ウラナミシジミはマメ科の植物を食草とする蝶で、アフリカからアジアまで広く熱帯亜熱帯地方に生息します。日本では西日本には春秋に姿を見せますが、東日本では春から北上して広がり、秋に見られる蝶だそうです。
これまで葛の花にウラギンシジミを求めたことはあったのですが、ウラナミシジミがいるとは思いませんでした。後翅の黒い2つの斑点と、1対の尾状突起がチャームポイントです。
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羽化して羽根が広がった直後です。汚れのない美しい個体です。
2020.09.16.撮影
2020.09.16.記述
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