堤防に沿ってのいつもの散歩道をたどります。日々秋の気配が濃くなってきています。
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センニンソウの種子が大きくなってきています。株によってはすでに花が終わり種子だけになっているものもあります。以前この種子のほとんどに丸い穴が開いていたことがあります。毒のある種子に穴を開けることが出来るのは、いったいどのような昆虫でしょう。その発見は、今年の秋の課題です。
今年はセンニンソウがよく繁茂していて、このような場所が、河川敷のあちこちにあります。
これはアレチヌスビトハギ。在来種に比べると花が大きくて見栄えがするのですが、種子がくせ者で、在来種が2つの小節果しか持たないのに比して、この種は4~6の小節果を持ち、しかもそれがばらけやすく、衣服にくっつきやすいので、藪漕ぎの大敵。在来種が林縁を好むのに対して、この種は日当たりを好むので、あちこちで棲み分けを見ます。
これはオオオナモミ。在来種のオナモミは絶滅危惧種で、限られた植物園でしか見られません。オオオナモミは帰化植物で、原産地はアジア大陸ということです。キク科オナモミ属に属します。「ひっつき虫」の王様格で、これで遊ばなかった人は、おそらくないでしょうね。
雌雄同株で、雌雄異花。下の写真は雄花です。雄花の下に見える緑色のとんがりが雌花。
拡大します。奇妙な形をしています。朝のうちに咲き、昼には枯れてしまいます。密教法具の五鈷杵の形によく似ています。
これが雌花。たたまれていますが、多数のかぎ状の棘を持っています。先端に特に大きな一対の棘がありますが、ここにY字型のめしべが一対見えます。
拡大します。片方はすでにしおれているようです。
こちらも。
カヤネズミ(?)がかじったと思われるキンエノコロがありました。
2020.09.13. and 2020.09.15.撮影
2020.09.18.記述
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