シャクチリソバの咲く季節になりました。明治時代に小石川植物園に導入されたインドから中国原産のタデ科の植物で、そこから逸出して、現在は全国の河川敷などに広がっています。食用にはなりませんが、毛細血管を丈夫にするというルチンを多く含むとして、薬用植物として利用されてきました。
シャクチリには赤地利を当てますが、学名であるFagopyrum cymosumからしても、この植物が赤色と関係することを古くから認めてきているようです。
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この時期堤防など小高い場所から河川敷を眺めると、白い花の帯が見えます。
花の少なくなる季節ですので、目立ちます。
宿根生の多年草ですので、初夏の頃から葉を茂らせますが、花が咲くのは10月です。若い葉や茎も食用になるとか。
花は白い花びらに雄しべの葯が赤く、大変美しいです。
拡大します。
さらに拡大。2020.10.13.撮影
2020.10.16.記述
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