河川敷を散策していて、コニシキソウの花の美しさを再確認しました。
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コニシキソウは、スベリヒユと同じように、地面にへばりついて、人の足に踏まれても踏まれても、真夏の太陽にカリカリに干されても、生きていきます。とても生命力の強い植物です。ルーペでないと見えないほどの、極小の美しい花と実を付けますが、通りすがりの人たちにはまず気づかれないでしょうね。
このコニシキソウと、花が若干大きくて立ち上がるオオニシキソウは、19世紀末から20世紀初頭に北米から日本に入ってきた外来種ですが、日本には固有種のニシキソウがあります。現在はコニシキソウやオオニシキソウに比べると数がぐんと少なくなりました。果実が無毛であることが特徴です。名前の中の「ニシキ」は漢字では「錦」あるいは「二色」を当てますが、緑の葉と赤い茎のコントラストが美しい「二色」であることから付いた名前のようです。
古人は美しさには気づいていたのかもしれませんが、歌には詠まれていないようです。
左右の花を拡大します。
秋の深まりと共に美しさが増してきます。
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