昨日に続いて三川合流の秋の景色からメモしておきます。
ちなみに三川合流は、桂川、宇治川、木津川が合流して淀川になる地点。木津川と宇治川、宇治川と桂川との間を隔てる堤防があり、前者は「背割堤」と呼ばれ、桜の名所となっています。後者はかつては畑を作ってを耕作をする人も会ったと聞きますが、現在は河畔林が自由に生い茂り、自然観察にはなかなか面白い場所です。
この場所はかつては広大な巨椋池の一部でしたが、19世紀から20世紀にかけて60年あまりにわたる大規模な土木工事が行われ、現在の景観が生まれました。歴史を調べると、主な工事としては、1867年に木津川を南へ付け替え、1896年以降宇治川を淀の南へ付け替え、1900年頃には桂川の改修、1918年から1930年には宇治川・木津川合流点の下流への移動、背割堤設置工事、ということになるそうです。この地点は昔から水が「淀む」地域、つまり、海抜が低いために水害が起こりやすい地域です。先ほど国土地理院の地図を参照すると、三川合流地点の河川の水面標高は7m、背割堤の上で15m、下で10m程度と出ました。大阪湾から40キロほど。南海大地震などあれば、この地点まで津波がさかのぼってくるかもしれません。
*****
イヌホオズキですが、これは実の付き方、照りからして、アメリカイヌホオズキのようです。
ニワトコの芽がしっかりとできています。
2020.11.26.撮影
2020.11.27.記述
2020.11.27.記述
0 件のコメント:
コメントを投稿