琵琶博付近の樹木、秋の姿をメモしておきます。
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樹冠トレイルでスダジイの果実を目線で見ることができました。実りの季節です。昨年の春に咲いた花が今年の秋に実ります。照葉樹林帯の主とも言えるでしょう。
殻斗は果実全体を覆い、3裂して中の堅果、ドングリが顔を出します。これは煎って食べるととても美味しい。
駐車場脇の林でみかけた赤い実です。調べてみると、メギという、メギ科メギ属の灌木のようです。名前の由来は、葉や茎を煎じたものを洗眼に使って充血や炎症を防いだことから、ということです。
歩道を歩くと、足下からパリパリと音がします。見ると、誰かがピスタチオを食べて殻を捨てたような....
ではなくて、ナンキンハゼの外側の固い果皮でした。これが外皮で、取れると白い蝋質の仮種皮につつまれた種子が顔を出します。これはイカルやムクドリなど野鳥の大好物。これを求めて来た野鳥が、上記の果皮を落としたものと思われます。
しばらくいくと、またまた怪しげなものが...これはアケビではない、ムベの実でしょう。
見上げて探すと遙か高みの梢に熟したムベがぶら下がっています。写真では望遠レンズで引き寄せられますが、実際には残念ながらはるかに遠くて届きません。
付近のメタセコイアは、早くも来年の春に向けて蕾を膨らませはじめていました。
2020.10.31.撮影
2020.11.03.記述
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