松尾谷に樹木の観察のために入りました。今回は植物全般に詳しいT氏の参加があり、大変勉強になりました。観察メモは55種の生きもの(木本、草本、シダ類、苔類、藻類など)を記録していますが、その中でも特に印象に残ったのは、カビゴケいう苔の仲間です。『京都府レッドデータブック2015』では絶滅寸前種に指定されています。京都市内でも山間部の谷間ではそれほど珍しいものではないようですが、剪定の理由として「乾燥や大気汚染の指標植物と考えられている葉上苔類の代表として、今後の環境変化をチェックするための指標にするという意味も含めて選定した。」とあります。水を付けて揉むとサロメチールのような香りがするのと、ガラスの上に成長する霜のような幾何学的な模様が大変印象的です。
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ヤブツバキの葉の上のカビゴケです。
2020.12.10.撮影
2020.12.11.記述
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