2021年3月16日火曜日

小さな庭で:バラの木

庭にバラの木を植えました。これはNさんからの頂き物。目的は花ではなく、バラの葉に来るオトシブミです。一昨年昨年とNさんの庭のバラに「オトシブミが来て困る」と聞き、駆除する代わりに、その観察記を書くようにお願いしました。観察を続けて観察記を書くうちに親近感がわいたようでした。

同時に私もオトシブミの観察を自宅でできるのならば、ということで、バラを育てようと思い立ちましたが、苗を買ってくるのは手っ取り早いが味気ない、ということで、Nさんにバラの挿し木をしたいので、枝を下さい、となったわけです。

しばらくするとNさんから一枝のバラが届きましたので、それを6つに分けて挿し木。しかし、時期が10月でしたので、活着するかどうか自信がありませんでしたが、何とか2本が冬を生き延びました。

季候も良くなってきたので、プランターから庭に植えようと今日改めて見たところ、何かおかしい。1本が元気がない。黄色く変色した葉もあり、緑の葉もしんなりしています。おかしいなあ、ととにかく根を掘り起こしたところ、なんと!根がない!さらに掘ると頃合いの大きさのコガネムシの幼虫がコロリ、と出てきました。コイツだ!

とりあえずその株ともう一株を庭の片隅に移植しておきました。双方うまく育ってくれると良いのですが....しかし、虫に食べさせるために挿し木からバラを育てる私って...誰?

*****

こちらが勢いの良い株。植え付け前です。バラの芽の伸びは本当に勢いがあります。正岡子規の「くれなゐの...」の歌を待つまでもないですが、春のバラの芽の伸びは、植物ながら全身で春の到来を喜んでいるようですね。

こちらがコガネムシの幼虫に根をやられた株。改めて見ると、茎にシワがより、葉が黄変し、緑の葉の伸びに勢いがありません。バラって、美味しいのかな?

2021.03.15.撮影



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