2021年6月22日火曜日

ナンキンハゼの花

樹木に関心を持ってしばらくになりますが、ナンキンハゼは樹木観察のきっかけになった木の1つです。昨年はナンキンハゼの開花をぼんやりと眺めていて、花の盛りにこの木が雌性先熟であること知りました。それでまだ間に合うだろうと雌花を一生懸命探したのですが、ない!ない!雄花が黄色く咲き誇る頃には雌花はもうすっかり受粉を終えて子房が膨らんでいたのでした。

それで今年は花の若いうちから観察を始め、雌花の開花と雄花の開花の双方を確認することができました。

*****

6月18日の雌花です。すでに老熟した感がします。

雄花はまだ花粉を放出していない状態です。

そしてこれが21日の雌花と雄花です。

雄しべがようやく成熟して葯から花粉が見えてきています。

これからが雄花の出番でしょう。しかし、早熟する雌花はどの雄花の花粉を受けて受粉するのでしょうか。


2021-06-21 撮影





0 件のコメント:

コメントを投稿

イヌコリヤナギ

年初に広沢池で一枝手折ってきたイヌコリヤナギが開花しました。小さくて、ネコヤナギほどは猫っ毛がありませんが、かわいらしい小さな花です。折から今夜は全国的に寒波の襲来で降雪や凍結が予報されています。暖房の効いた部屋の中だけは、一足早く早春の装いです。 ネコヤナギとはしべの色や形も微...