いつも観察に出かけている公園で、ナナミノキの雌木を発見しました。雄木の方は観察しやすい場所にあるのですが、雌木が見当たらず探していました。これまでシラカシと思っていた木が、ナナミノキの雌木のようです。
ナナミノキはモチノキ科の樹木で雌雄異株、常緑の樹木です。まっすぐにスックと育つ高木で、葉が他のモチノキに比べて柔らかく、軽い感じです。花はモチノキ科の樹木にしては珍しくピンク色の花を付けるのですが、高木なのでなかなか花を間近で観察することができません。名前の由来はいろいろありますが、美しい赤色の実を多数つけることから「七実の木」、他のモチノキ科の樹木に比べると長楕円形の実をつけるために「長実の木」、幹を割ると斜めに割れることから「斜めの木」など諸説紛々です。
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2021-06-29 撮影
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