2021年7月16日金曜日

アオギリの花

アオギリの花がピークを過ぎたようです。すでに雄花は少なくなっており、雌花が目立ちます。さらに果実が生長して、鳥の足のように開いてきているものもあります。

昨年これを観察して調べた折に、果実が最初サヤのような心皮に覆われ、内部に茶色の液体が充填されているとの記述を読みました。ですが、果実が比較的高い位置にあるために入手・確認することができていませんでした。

ところがこのたび、市内某所でまだ若いですが成長途中の果実を入手することができたので、それをスライスして内容を確認することができました。

なお、アオギリの実については、以下のサイトが詳しく解説してくれています。http://kinomemocho.com/sanpo_aogiri.html

*****

左が雌花、右が雄花です。

これは左が雄花、中央と右に雌花。

受粉した雌花の果実が生長してきました。

こちらも。

そしてこちらも。これがやがて鳥の爪(指)のように開きます。

若い果実の中から出てきた茶色い液体です。果実の中にはまだごく小さな種子が確認できました。

2021-07-10、2021-07-12 撮影


0 件のコメント:

コメントを投稿

クモを操るウジ虫(クモヒメバチ)

公園のゴミグモを観察していると、奇妙なものに気づきました。腹部にウジ虫のような幼虫がいます。どうやらクモの腹部に寄生しているようです。それで調べてみると、クモヒメバチの一種であることがわかりました。繭を作る時期になると、クモの脳を操って、繭を格納する特殊な巣を作らせるそうです。こ...