河川敷の公園にはエノキがよく植栽されています(というか、自然に生えるのかもしれません)が、盛夏になるとこの木の周りをタマムシが飛び交う姿を見かけます。都会を流れる桂川の、かなり整備された河川敷の、どこで幼虫が育ち成虫にまでなるのか、不思議ですが、毎夏になるとエノキの周りを飛翔する姿を見ます。
エノキに群れるのは、1つにはエノキの葉を成虫が食べるためです。それまで成虫が何を食べるのかを知らなかった私の眼の前で、ボリボリとはをかじってくれたのは確か一昨年の夏のこと。この目で確認しました。もう1つの理由は交尾する相手を探すためです。タマムシのメスはオスよりも一回りか二回り大きく、オスよりも数が少なくて稀少です。これをめぐって数匹のオスがプチバトルを繰り広げる様子も観察できます。
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この日は雌がいなかったのか、エノキの周りを時折周回する(おそらくオスの)姿が見られました。
タマムシがエノキに来ることはカラスなどには周知の事実で、エノキの中に潜んでいて、タマムシを捕食する姿を見ることもあります。運悪く捕食されたタマムシの羽根が樹下に落ちていました。
2021-07-22 撮影
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