2021年9月9日木曜日

カジノキの実り

Kajinoki (Broussonetia papyrifera),  is a tree that is often planted in shrines. Offerings to gods were presented on its leaves and they were also used as a substitute for strips of paper for Tanabata Festival. It has also been used as a raw material for paper since ancient times, as have the kouzo and himekouzo trees of the same genus. 
 
カジノキは神社に植栽されていることが多い樹木です。供え物をこの葉に盛ったり、七夕の短冊の代わりに使ったとされます。また、同じコウゾ属のコウゾやヒメコウゾと同じく古来から紙の原料となりました。桑の仲間らしく、雄木と雌木があります。桂川では雄木を頻繁に見ますが、雌木は見かけません。下の写真は七軒堀川付近で撮ったものです。

町中でも京都御苑や梨木神社にはそこここに植栽があり、雌木も見かけます。この季節になると赤い鮮やかな実が目を引きます。

*****
これは七軒堀川付近のカジノキの実。

そしてこれは京都御苑宗像神社境内のカジノキです。長雨のせいか実が沢山未熟のまま落ちていました。

2021-09-05 & 07

0 件のコメント:

コメントを投稿

東公園:いきもの観察

今年の秋の公園生け垣の剪定は、不思議なことに側面のみを剪定し、上面は剪定なしでした。このままだと来春の芽吹き以降シュートが伸びて、春の剪定が大変になると思われますが、自然観察には、生き物の生育環境がある程度保全されて、いい加減な剪定はありがたいです。 アラカシの葉陰にオオカマキリ...