午後遅い目に家を出て昨日確認したハラグロオオテントウの桑の木へ。文字通り目を皿のようにして調べたけれども、無事な蛹は発見できませんでした。全滅を確認。今日もカラスがかまびすしい。久々に憎たらしいと思いました。
気を取り直して、川を渡り公園へ。先日アリグモを見かけたあたりを探ると、ありました、ありました。アリグモの巣です。でもなんだかヘン。よく見ると、薄い巣のさらに奥にもう一つの巣があります。その中にもアリグモがいるような...。
念のため、スマホの明かりで照らしてみると...確かにもう一匹が「囲われて」います。大顎がないので、メスのようです。調べてみると、アリグモのオスは、成熟前のメスを自分の巣の中に「囲う」ことをして、メスが成熟した段階で交尾するそうです。この行為を「メイトガード (mate-guarding courtship behavior)」と呼ぶそうです。
"With subadult females, males first use type 2 courtship then spin an adjacent silken chamber and cohabit. After she moults and matures, mating occurs inside the nest."(
R. R. Jackson) 千葉県立中央博物館の
記事も参考になります。
この間、オスは葉の丈夫で心配そうに構えていました。産卵の際にメスが完全に自分自身を閉じ込めることは、カバキコマチグモなどにもありますが、このクモの場合は、メスの体はどうなるのでしょうか。成熟するまでの宿りなのでしょうか、それとも自ら作った巣を卵嚢とするのでしょうか。色々と興味が尽きません。
Photos 2022-05-28
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