2022年9月5日月曜日

ハイイロチョッキリ:Cyllorhynchites ursulus

雑木林や公園などに、主にコナラの青いドングリが枝付きで落ちています。これはハイイロチョッキリというオトシブミの仲間のしわざです。メスは長い口で殻斗から果実に穴を空け、その中に1つの卵を産み落とします。その後枝を付け根から2,3枚の葉を付けて切り落とします。卵から孵った幼虫は、果実の中身を食べ成熟した後、殻に穴を空けて地中で蛹となり、翌年羽化して成虫となるそうです。場合によっては数年後に羽化することもあるらしいとか。

高い枝の上にいる虫なので、なかなか観察は難しいです。下記のサイトが参考になります。

地上に落ちているコナラの果実付きの小枝です。

殻斗の部分に穴が空いています。

果実を割ってみると...

ツヤツヤ光る、産み付けられた卵が確認できます。

Photos 2022-09-04

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