今日は午前中、会の活動として保全花壇の整備を行いました。午後に再度出かけてじっくりと植物を観察しました。タヌキマメに多数のウラナミシジミが群がっています。ウラナミシジミは、南方系の蝶で、春から秋にかけて、生まれた土地から世代交代を繰り返しながら、ひたすら北を目指します。先般訪れた琵琶博の「チョウ展」ではアサギマダラに次いで飛行距離の長い蝶として紹介されていました。悲しいのは、アサギマダラのように南下せずに、行き着いた北の地で命尽きることです。翌年は南方で繁殖した個体が再び北を目指すことを繰り返しています。波打ち際に打ち寄せる波が、海に帰ることなく砂に吸い込まれて消えていく、消えた後から次の波が打ち寄せる、そのような命をかけた挑戦を、世代をつないで行っている、そんな蝶です。
夏も終わりになると、このような羽化間もない個体と...
このようなボロボロにすり切れた翅の個体が混じり合います。後翅の大きな欠損は野鳥に襲われたビークマークのようです。
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