2022年10月6日木曜日

アキニレの花:Ulmus parvifolia

ニレ科には珍しい、と言うか、樹木には比較的少ない秋に花を開く樹木です。京都の河川敷にはあちこちに見られ、ヤナギ類を除いては、エノキ、ムク、クワ、センダン、アカメガシワ、ネムノキと合わせて、パイオニア樹木7巨頭と言えるでしょう。

樹木の花期はとても短く、一つの花の寿命はおそらく1日程度。多数の枝を張り花を付けるので、1本の木全体としては1週間ほどの花期があります。アキニレの開花もあっという間に終わってしまうので、毎年注意してはいるのですが、今年も油断しているうちに、あっという間に終わってしまいました。受粉が終了すると子房がみるみる膨れてきて、子房が薄緑色をしているために枝の色がくすんだ緑から少し明るい緑に変わります。これに気づいて観察に行くと、あな、時すでに遅し、開花はほとんど終了しています。

今年も開花時期を見逃してしまいましたが、昨日観察して、かろうじて残っていた花を撮影しました。

ちょっとわかりにくいですが、長い花糸を持って突出しているのが雄しべです。その根元に雌しべがあるのですが、ちょっとわかりにくい。

下の写真で黄色い○が雄しべの葯。赤い○が雌しべの柱頭です。柱頭は2裂して、白毛が密生しています。

花期のはじめ頃、勢いの良い雌しべは雄しべに先立って伸びてきます。

Photos 2022-10-04 & 2021-09-17

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