2022年12月19日月曜日

カワラハンノキ:Alnus serrulatoides Callier

桂川上流に冬芽を求めて散策。いつものコースにつき、特段珍しいものはないが、ヤブムラサキ、ムラサキシキブ、クマノミズキ、カワラハンノキ、コクサギ、ゴマギなどを確認。これらのうち、カワラハンノキは2月頃から咲き始め、春を早取りする樹木である。自宅に持ち帰り内部を覗いて見た。カワラハンノキは雌雄同株で雌雄異花。

雌花花序。

雄花花序。

このように枝先の根元に雌花、先端に雄花が位置する。

雌花を縦に切ったところ。受粉するとこの部分が小さな松ぼっくりのような果実になる。

雄花の縦切断面。

すでに花粉の形成が見られる。

雄花を輪切りにしてみたところ。


拡大写真。

Photos 2022-12-18


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