2023-01-20
2023年1月22日日曜日
シジュウカラ:Parus minor
シジュウカラをよく見るようになりました。エナガが大きな群れを作るのに対して、シジュウカラは独自で大きな群れを作ることはなく、エナガなどの群れに紛れていることが多いです。いわゆる混群のお客様です。何故そのようにするのかはよくわかりませんが、エナガの大きな群れに入ることで、天敵の襲撃から逃れることができそうです。一方でシジュウカラはエナガに比べると周囲の状況の変化に敏感で、いち早く反応してエナガに危険を知らせることもあるようです。(シジュウカラの「鳥語」による情報伝達についてはずいぶん研究されています。)エナガにとってもメリットがあるのでしょう。エナガにとってさらにメリットになるのは、ヨシやオギの葉鞘に棲んでいるビワコカタカイガラモドキを、シジュウカラが葉鞘をつついて破壊するので、おこぼれに預かれることです。これはいくつかの場所で確認しました。嘴の力の強いシジュウカラがつつきこわしてこじ開けた葉鞘に、エナガたちが後から来てつついていました。このような互恵関係を保ちつつ、混群が成立しているのではないでしょうか。
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