2023年8月16日水曜日

近くの公園で:アブラゼミ

朝の早くから、シャンシャンシャンシャンとクマゼミの声がかまびすしいです。私が初めて京都に来た頃はクマゼミはまだ珍しく、クマゼミをとらえる機会があると、大きさに驚きながらじっくり観察したものです。このセミも熱帯性のセミですので、これが当たり前になって来たということは、地球温暖化の具体的な証左であると思えます。ただ、このセミは午前中に勢いが良いですが、午後になると文字通り「鳴り」を潜めて静かになります。

日本の夏の蝉はやはりニイニイゼミから始まって、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシの順に展開していくのが良いように思います。私の郷里ではミンミンゼミはごくまれにしか鳴き声を聞きませんでした。滋賀県の山間など、クマゼミのいない環境で在来種の蝉の声に包まれると、妙に落ち着いた気持ちになり、郷里の夏を懐かしく思い出します。打ち水、行水、蚊帳、蚊取り線香、夜開け放した縁側に続く背戸の林から、寝言のようにジジッと鳴く蝉の声が聞こえます。なつかしい昭和の夏、日本の夏。


2023-08-08

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