日本の夏の蝉はやはりニイニイゼミから始まって、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシの順に展開していくのが良いように思います。私の郷里ではミンミンゼミはごくまれにしか鳴き声を聞きませんでした。滋賀県の山間など、クマゼミのいない環境で在来種の蝉の声に包まれると、妙に落ち着いた気持ちになり、郷里の夏を懐かしく思い出します。打ち水、行水、蚊帳、蚊取り線香、夜開け放した縁側に続く背戸の林から、寝言のようにジジッと鳴く蝉の声が聞こえます。なつかしい昭和の夏、日本の夏。
2023-08-08
買い物の帰りに遠回りをして池端の野鳥を見てきました。折からの寒波でこの冬一番の冷え込み。横殴りの風が吹く中の観察です。人の出がないので、日頃は隠れていがちな野鳥の姿を認めることができました。 ヒクイナです。 タシギです。 クイナです。 晴れ間に突然カワウの一群が飛び立ったと思った...
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