2020年3月17日火曜日

桂川沿いに:冬の終わり

今日「寒の戻り」ということで最低気温が五度を下回る風の強い日です。雨模様でもありますが、晴れ間は気持ちが良いので、自転車で桂川の河川敷を走りました。木々はまだ冬の装いですが、シダレヤナギの花が咲き、ネズミムギなどの単子葉植物はつややかな葉を伸ばし、ナヨクサフジなどもいつの間にか葉を広げ、巻きひげで周囲の植物に絡みつつ伸び上がっています。人間界はコロナウイルス騒ぎで様々な動きが停滞していますが、季節は確実に歩みを進めています。

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堤防の法面にハマダイコンが毎年花を咲かすところがあります。ムラサキハナナの方が色が濃くて好きが人が多いのですが、私はこの大根が野生化したというハマダイコンの方が大根本来の花の形をとどめていて、より素朴に見えて好きです。


ガードレールには冬を越したジャコウアゲハのサナギが多数。

羽化の時期はまだまだです。蜜源植物が花を付ける必要もありますし、卵を産み付けるウマノスズクサが生えてからになります。

「お菊虫」とも言われます。冬のサナギはとりわけ色が濃いようです。このような複雑な形は擬態の一種でしょうか。

残念ですが、すべてのサナギが冬を越せるわけではありません。

別な斜面にはマンネングサの一種が無事冬を越えていました。メキシコマンネングサのようです。最近ブームの多肉植物セダムの一種です。


他のセダム類のようにこの種も紅葉しますが、色はあまり鮮やかではありません。土気のないコンクリート斜面に毎年耐えることなく生えてきます。程なく黄色の絨毯を敷き詰めたように花が咲きます。



2020.03.16.撮影
2020.03.16.記述




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