夕立後の散歩で不思議なハチに出会いました。コウゾの葉の上に止まって、葉を舐めています。体全体がいぶした真鍮のような金属光沢を持つのに加えて、目も渋い青色に輝いています。葉を舐める顎の形がトンボのヤゴのそれに似て、ミツバチなどが蜜をなめる際に使う口吻とは異なります。
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昆虫をよく知る人に写真を送って尋ねたところ、 アカガネコハナバチというハチだと教えてもらいました。土の中に花粉団子を作り卵を産み、春に孵ったハチがメスであれば、母親と共に巣を作る共生生活を送るそうです。秋口にオスがたくさん産まれてくるらしいですが、これは触角が比較的短いのでメスのようです。
トンボのヤゴの口を思わせるような折りたたみ式の口は、ハチの仲間では初めて見ました。水滴を舐めているようでもないので、葉の表面のミネラルか何かを舐めているのでしょうか。
2020.08.12.撮影
2020.08.14.記述
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