秋色濃い河川敷の様子です。1週間ごとに季節が変わっていきます。
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渡月橋から三川合流までにおそらく1箇所だけのアカネの群生地です。花が咲き、果実が膨らみはじめています。古人は、この植物の乾燥した根を使って布を染めました。茜色(あかねいろ)です。以前亀岡でアカネツボミフクレフシを発見しましたが、この地のアカネでは見たことがありません。
これはカナムグラの果実。百人一首にある、恵慶法師の歌、八重葎(やへむぐら)しげれる宿のさびしきに 人こそ見えね秋は来にけり(『拾遺集』)のヤエムグラは、実はこのカナムグラだったとか。八重は幾重にも重なること、葎はつる性の植物のことですから、宿=家に這い上るつる性植物ですと、カナムグラよりも、ヤブガラシでは?と思ったりしますが。
オギかススキか、夕日に映えて美しい。
2020.10.26.撮影
2020.10.29.記述
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