最近エゴノキの植樹をよく見かけます。花と実が綺麗で、かつ近年の里山ブームで里山の雰囲気を味わうことができる、という理由からのようです。
下の写真は滋賀の林縁で撮影したもの。期待していたエゴノネコアシは見られませんでしたが、実の付きはすこぶる良く、秋には山雀などがよろこんで食べに来るでしょう。
エゴノキの実にはエゴサポニンという物質が含まれています。サポニンは植物の根、葉、茎などに広く含まれている配糖体の一種で、界面活性作用があるので、昔は石けんの代わりに洗濯などに使ったそうです。実際に実験してみたという情報もネット上にたくさんあります。
子供の頃、奥山で植林の手入れをした帰り道、道端に実るこの木を「石けんの木」と母が教えてくれたことを思い出します。正式な名前は教わりませんでしたが、うすみどりの丸い実が印象的で良く覚えています。
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2021-07-28 撮影
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