2021年8月21日土曜日

ミノムシ(オオミノガの幼虫)

オオミノガの幼虫と思われるミノムシです。オオミノガの幼虫は2年半前に松尾橋の近くで多数を発見し、数多の幼虫の発生を確認しました。昨年もかなりな数の発生を見たのですが、今年はその場所に全く発生を見ませんでした。残念です。

しかしながら、一時絶滅かと言われたオオミノガも、少しずつ個体数を増やしているようで、ところどころにその姿を見ることがあります。

下の写真は河川敷のアキニレに隠れている個体です。10日ほど観察しているのですが、今日初めて顔を出し、生きている個体であることがわかりました。

ゆったりもっさりした動きのミノムシは、見ていると、あくせく立ち働くことの価値観を見直させてくれます。あるいは、ミノムシをじっくり眺める時間を取ることの大切さを教えてくれているのかもしれません。

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初めて顔を出して、動いてくれました。

しがしがとアキニレの葉を食べ始めました。

枝と簑をつなぐのは、簑を枝に固定していた簑の一部。上部です。これを命綱にして葉を食べています。

ひとしきり食べた跡は、簑の入口を補強することに余念がありませんでした。

2021-08-18 撮影

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